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【材料】AMDは決算でAIに進展が見られると発表も下落=米国株個別

 AMD<AMD>が前日引け後に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想範囲内となった。ガイダンスも公表し、第3四半期の売上高見通しは予想を下回っている。

 ただ、人工知能(AI)コンピューティングに進展が見られていると発表したことが好感され、時間外で株価は上昇していた。しかし、全体的に軟調な動きが強まる中で、同社株も下げて通常取引が始まっている。

 同社は、エヌビディア<NVDA>が独占するAIアクセラレータ分野の拡大を指摘。スーCEOは声明で「複数の顧客がインスティンクト・アクセラレータを将来的に大規模に展開するためのプログラムを開始または拡大したため、弊社のAI関連の契約は第2四半期に7倍以上に拡大した」と述べた。

 同社はまた、顧客が新しいAI技術を優先させ、サーバーへの支出を控えるという懸念に対抗して、データセンター需要は下半期に改善すると予想している。

 アナリストは「同社のデータセンター事業は通年で1桁台後半の成長を維持すると見ている。第4四半期のAIのローンチは明確な好材料だが、AIのビジネスチャンスが本格化するのは2024年以降だ」と述べた。

(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):0.58ドル(予想:0.57ドル)
・売上高:53.6億ドル(予想:53.2億ドル)
  データセンター:13.2億ドル(予想:14.0億ドル)
  ゲーミング:15.8億ドル(予想:16.2億ドル)
  クライアント:9.98億ドル(予想:8.41億ドル)
  エンベデッド:14.6億ドル(予想:14.6億ドル)
・粗利益率(調整後):50.0%(予想:50.0%)
・営業利益率(調整後):20.0%(予想:19.5%)
・FCF:2.54億ドル(予想:11.3億ドル)

(7-9月・第3四半期見通し)
・売上高:54~60億ドル(予想:58.4億ドル)
・粗利益率(調整後):約51.0%(予想:51.2%)

(NY時間09:41)
AMD<AMD> 116.31(-1.29 -1.09%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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