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【材料】サイバーセキュリティ関連が下落 マイクロソフトがセキュリティの新サービス発表=米国株個別

 パロアルト・ネットワークス<PANW>、Zスケーラー<ZS>、クラウドフレア<NET>といったサイバーセキュリティ関連株に売りが目立っている。マイクロソフト<MSFT>がきょう、サイバーセキュリティの新サービスを発表したことが嫌気されている模様。

 アナリストからは「マイクロソフトが提供するサービスはまだ初期段階であはあるが、この動きは既存企業にとって競争上の脅威となる可能性がある」との指摘も出ていた。

 一方、「マイクロソフトは投資と戦略的フォーカスの強化もあり、セキュリティ分野では以前よりも競争力を増している。しかし、今後12カ月間の影響は最小限に留まるはずであり、ネットワーク・セキュリティ・ベンダーは、他のセキュリティ・カテゴリーと比較しても、マイクロソフトに対する技術的リードを維持するのに有利な立場にある」との声も聞かれる。

【企業概要】
*Zスケーラー
  企業向けにクラウドベースのデータセンターを提供する。また、アプリケーションとサービスへのアクセス制御やウィルスなどの対策に対応するマルチテナント分散クラウドセキュリティプラットフォームサービスも提供。

*パロアルト<PANW>
 企業・サービスプロバイダー・政府機関向けに、顧客企業のユーザー・ネットワーク・クラウド等を保護する包括的なサイバーセキュリティサービスを提供する。次世代ファイアウォールによるネットワークセキュリティ、包括的クラウドセキュリティのPrisma Cloudなど、ゼロトラストソリューションを手掛ける。

【企業概要】
 米国内外の企業向けに、エンドポイント保護のためのクラウドセキュリティ・ソリューションをSaaSサブスクリプションベースで提供する。次世代ウイルス対策・EDR・デバイス制御モジュールに、機械学習と高度な動作技術を組み合わせ、マルウェア等の攻撃から保護する。

(NY時間14:12)
パロアルトス<PANW> 233.22(-17.01 -6.80%)
クラウドストライク<CRWD> 146.55(-4.24 -2.81%)
Zスケーラー<ZS> 139.38(-8.01 -5.43%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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