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【市況】株価指数先物【昼】 朝高後は下げに転じ、節目の3万2000円を割り込む


 日経225先物は11時30分時点、前日比300円安の3万1940円(-0.93%)前後で推移。寄り付きは3万2360円とシカゴ日経平均先物清算値(3万2295円)を上回り、買い先行で始まった。しかし、寄り付き直後に付けた3万2370円を高値に軟化し、ほどなくして下げに転じた。中盤にかけて下落幅を広げており、節目の3万2000円を割り込むと、一時3万1760円まで売られた。終盤にかけてショートカバーが入り下げ幅を縮めたものの、3万2000円に接近する局面では戻りの鈍さが意識された。

 日経225先物は米国市場の上昇を受けて、ボリンジャーバンドの-1σを上回って始まったが、同水準をキープすることはできず、その後はショートの動きが強まった。為替市場でドル円が1ドル=139円台半ばと円高に振れたことが嫌気されたようだ。ただし、節目の3万2000円割れから一気に-2σまで下げたこともあり、いったんは売り一巡感が意識されてきそうだ。3万2000円接近では戻り待ち狙いのショートは入りやすいだろうが、押し目狙いのロング対応に向かわせよう。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.37倍に低下した。ボリンジャーバンドの-1σに上値を抑えられる形状での推移を見せており、ややNTショート優位の展開である。

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