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【市況】東京株式(前引け)=反落、円高警戒し一時400円超の下落

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 12日前引けの日経平均株価は前営業日比245円71銭安の3万1957円86銭と反落。前場のプライム市場の売買高概算は6億3091万株、売買代金概算は1兆6833億円。値上がり銘柄数は655、対して値下がり銘柄数は1091、変わらずは88銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、朝方は買い優勢で日経平均は上昇して始まったが、その後は先物を絡め急速に値を消す展開となり、マイナス圏で下値を切り下げる展開を強いられた。日経平均の下げ幅は一時400円を超える場面があった。外国為替市場で急速にドル安・円高に振れていることで、これを嫌気する売りがかさんだ。今月行われる日銀金融政策決定会合で大規模金融緩和策の見直しが行われるのではないかとの見方が、全体相場の売りを助長した。ただ、取引後半は徐々に戻り足となり日経平均の下げ幅は240円あまりにとどまっている。

 個別ではレーザーテック<6920>が安く、アドバンテスト<6857>、東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置関連が売られたほか、ソニーグループ<6758>も軟調。三菱商事<8058>、三井物産<8031>など総合商社株も安い。デンソー<6902>も値を下げた。ローツェ<6323>が急落、ハニーズホールディングス<2792>も大幅安。半面、ソシオネクスト<6526>が買い優勢、川崎汽船<9107>も上昇した。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも堅調。このほか、パルグループホールディングス<2726>、タマホーム<1419>が大幅高に買われた。

出所:MINKABU PRESS

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