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【特集】Sシャワー Research Memo(6):2024年3月期は大幅営業増益予想、会社予想は保守的で上振れ余地

Sシャワー <日足> 「株探」多機能チャートより

■今後の見通し

● 2024年3月期連結業績予想の概要
スペースシャワーネットワーク<4838>の2024年3月期の連結業績予想は、売上高が2023年3月期比8.2%増の16,650百万円、営業利益が同261.3%増の554百万円、経常利益が同6.5%増の600百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同7.5%増の374百万円としている。新型コロナウイルス感染症の分類が5類へ移行したことに伴い、社会経済活動が平常化に向かうことを想定し、ライブ・イベントに加えて、ライブハウスやエンタテインメントカフェなどの店舗営業も通常時に回復するため、増収・大幅営業増益予想としている。売上高については過去最高の見込みだ。経常利益と親会社株主帰属当期純利益については、営業外収入での助成金収入が減少するため小幅増益予想としている。

なお上期と下期に分解すると、上期は売上高が8,736百万円、営業利益が458百万円、経常利益が458百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が292百万円、下期は売上高が7,914百万円、営業利益が96百万円、経常利益が142百万円、親会社株主帰属当期純利益が82百万円で、上期偏重の計画としている。これは大型イベント開催が上期に集中することが主因である。会社予想は先行きの不透明感やソリューションセグメントでの先行投資などを考慮しているが、事業環境が大幅に改善していることを勘案すれば、会社予想に上振れ余地があるだろうと弊社では考えている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)

《SI》

 提供:フィスコ

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