【市況】【市場反応】米先週分新規失業保険申請件数が予想上回る、ドル売り優勢
米ドル/円 <日足> 「株探」多機能チャートより
米労働省が発表した先週分新規失業保険申請件数(6/17)は前週比横ばいの26.4万件と、予想25.9万件を上回った。前回分は26.4万件へ26.2万件から上方修正された。一方で、失業保険継続受給者数(6/10)は175.9万人と予想外に前回177.2万人から減少した。
同時刻に発表された米5月シカゴ連銀全米活動指数は-0.15と、4月0.14から再びマイナスに落ち込み予想も下回った。米1-3月期経常収支は-2193億ドル。経常赤字は10-12月期2162億ドルから予想以上に拡大した。
予想を上回った週次失業保険申請件数を受け、米労働市場のひっ迫緩和の思惑に追加利上げ観測も後退し金利が低下。2年債利回りは一時4.68%まで低下した。ドル売りも一時強まりドル・円は142円10銭から141円80銭へ反落。ユーロ・ドルは1.0985ドルから1.1001ドルまで反発した。
【経済指標】・米・先週分新規失業保険申請件数:26.4万件(予想:25.9万件、前回:26.4万件←26.2万件)・米・失業保険継続受給者数:175.9万人(予想:178.5万人、前回:177.2万人←177.5万人)・米・5月シカゴ連銀全米活動指数:-0.15(予想:-0.10、4月:0.14←0.07)・米・1-3月期経常収支:-2193億ドル(予想:-2180億ドル、10-12月期:-2162億ドル←-2068億ドル)
《KY》
提供:フィスコ