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【市況】株価指数先物【昼】 3万2500円を上放れてくる局面では権利行使価格の3万2750円辺りが意識される


 日経225先物は11時30分時点、前日比230円高の3万2430円(+0.71%)前後で推移。寄り付きは3万2370円とシカゴ日経平均先物(3万2325円)を上回って始まった。現物の寄り付き時に3万2300円まで上げ幅を縮めたものの、戻り売りをこなしながら下値を切り上げる動きを継続し、中盤には3万2470円まで買われた。買い一巡後はこう着感が強まったものの、3万2400円を上回って推移している。

 日経225先物は、オプション権利行使価格の3万2250円~3万2500円のレンジ内での値動きである。朝方に3万2300円まで上げ幅を縮めたものの、その後は強い上昇を継続しているため、断続的にショートカバーが入りやすい需給状況だろう。また、押し目待ち狙いの買い方もエントリータイミングを逃していると考えられ、下値の堅さは一段と意識されそうだ。米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に、積極的な売買は手控えられやすいが、ショート比率を下げておきたいところである。大きなトレンドは期待しづらいが、3万2500円を明確に上放れてくる局面では、ボリンジャーバンドの+2σ水準で、オプション権利行使価格の3万2750円が意識されそうだ。なお、NT倍率は先物中心限月で14.50倍と横ばいで、ボリンジャーバンドの+1σ水準での推移を見せた。

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