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【市況】12日の株式相場見通し=もみ合いか、日米の金融会合控え上値重い

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 12日の東京株式市場は前週末終値近辺で売り買い交錯も、日経平均は強含みもみ合いで推移しそうだ。前週末の米国株市場では英国、ドイツ、フランスなど主要国の株価指数が総じて軟調な値動きだったが、米国株市場ではNYダウが小幅ながら4連騰となったほか、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数も続伸した。今週予定されるFOMCを前に、積極的に上値を買い進む動きはみられなかったものの、下値では押し目買い注文が厚く全体相場を支える格好となった。東京市場では、前週末に日経平均が先物主導で600円以上の上昇を示しており、メジャーSQ通過後に上値指向が一気に強まった。週間では9週連続の上昇と相場の強さを見せつけている。今週は国内でも日銀の金融政策決定会合を控え、この結果を見極めたいとの思惑が上値を重くしそうだが、米株高を受けリスク選好の流れは続きそうだ。ただ、値動きはやや不安定で、取引時間中は米株価指数先物の動向などを横目に神経質な地合いとなることも予想される。

 9日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比43ドル17セント高の3万3876ドル78セントと4日続伸。ナスダック総合株価指数は同20.619ポイント高の1万3259.143だった。

 日程面では、きょうは5月の企業物価指数、4月の工作機械受注など。海外では5月の米財政収支などが予定される。

出所:MINKABU PRESS

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