【特集】「カジノ関連」が17位にランク、大阪万博控え大阪関連の一角として注目度上昇<注目テーマ>
TOPIX <日足> 「株探」多機能チャートより
1 半導体
2 生成AI
3 人工知能
4 パワー半導体
5 半導体製造装置
6 インバウンド
7 総合商社
8 TOPIXコア30
9 水素
10 ペロブスカイト太陽電池
みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「カジノ関連」が17位にランクインしている。
政府は4月14日、カジノを含むIR(統合型リゾート施設)について、大阪府と大阪市の整備計画を認定した。大阪市の人工島・夢洲(ゆめしま)にIRを整備する計画で、30年の開業が見込まれている。
IRは、カジノ・ビジネス・観光の3つの機能を集中的に集めた施設のこと。大阪府・市の計画では、収容人員6000人以上の会議室を核とする国際会議施設のほか、複合型の展示施設、ショッピングモール・劇場などのエンターテインメント施設、レストラン・ホテルなどのリラクゼーション施設、カジノ施設などを整備するとしており、開業3年目でカジノ事業からの収益は約4200億円(全体収益の80%程度)を見込む。経済波及効果を考慮すると、大阪IRに関連してやはり「カジノ関連」が最も注目度の高いテーマであるといえよう。
整備計画の認定以降、大きな動きらしい動きは見られなかったカジノ関連だが、5月29日に吉村洋文大阪府知事と横山英幸大阪市長が岸田文雄首相に対し、大阪の成長戦略への支援を呼びかけるなどしたことで協力関係が強まったとの見方から再びテーマへの関心が高まっている。この日の関連銘柄の動きでは、カジノ施設向け電子決済ソリューションを手掛けるテックファームホールディングス<3625>や、紙幣鑑別機大手の日本金銭機械<6418>が上昇。パチンコ・パチスロ関連としても知られる藤商事<6257>、SANKYO<6417>、ユニバーサルエンターテインメント<6425>なども高い。
出所:MINKABU PRESS