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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 買い一巡後に利食いも、直近高値水準では押し目待ち狙いのロングが入りやすい


 日経225先物は11時30分時点、前日比370円高の3万1330円(+1.19%)前後で推移。寄り付きは3万1630円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万1500円)を上回り、買い先行で始まった。米債務上限問題を巡る協議が27日に基本合意に達したことで、ショートカバーが強まり、現物の寄り付き直前には3万1670円まで上げ幅を広げた。ただし、週明けの米国市場はメモリアルデーの祝日で休場となることもあり、買い一巡後は次第に利益確定の売りが勢いを増した。中盤は3万1350円~3万1450円辺りで保ち合い、終盤にかけて3万1310円まで上げ幅を縮める場面が見られた。

 日経225先物はシカゴ先物を上回る形で、ギャップスタートとなった。週足のボリンジャーバンドの+2σが3万1630円水準に位置しており、この水準を捉えてきた。いったんは、達成感に伴う利食いのほか、短期筋のショートが入ったようだ。だが、23日に付けた直近高値3万1360円辺りでの底堅さが意識されてくるようだと、押し目待ち狙いのロングを誘うことになりやすいだろう。なお、NT倍率は先物中心限月で14.47倍に上昇し、高いところでは14.54倍まで切り上がった。昨年8月の14.58倍に接近するなか、利益確定からNTロングのリバランスは入りやすい。ただ、上げ幅は縮めたものの、アドバンテスト <6857> [東証P]など指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均株価をけん引しているため、NTロングでのスタンスは継続とみる。

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