【市況】【市場反応】米4月小売売上高はプラスに改善、米経済の底堅さを確認、ドル買い
米ドル/円 <日足> 「株探」多機能チャートより
米4月小売売上高は前月比+0.4%と、伸びは3カ月ぶりのプラスに改善した。伸びは予想を下回った。変動の激しい自動車を除いた小売売上高は前月比+0.4%と、伸びは予想通り、3カ月ぶりのプラス。また、国内総生産(GDP)に用いられる自動車・建材・給油・食品などを除いたコントロールグループの小売りは前月比+0.7%と、3月-0.4%からプラスに改善し1月来で最大の伸びとなった。
同時刻に発表された米5月NY連銀サービス業活動は-16.8と1月来で最低。8カ月連続のマイナスとなった。
米小売り売上高が予想を下回ったためドル売りが優勢となったのち、コア小売りが予想を上回り成長を示したため金利上昇に伴いドル買いが再開。米10年債利回り3.48%から3.52%まで上昇した。
ドル・円は135円69銭まで下落後、136円21銭まで上昇。ユーロ・ドルは1.0868ドルへ下落後、1.0890ドルまで反発した。
【経済指標】・米・4月小売売上高:前月比+0.4%(予想:+0.8%、3月:-0.7%←-1.0%)・米・4月小売売上高(自動車除く):前月比+0.4%(予想:+0.4%、3月:-0.5%←-0.8%)・米・4月小売売上高(自動車・建材除く):前月比+0.7%(予想:+0.4%、3月:-0.4%←-0.3%)・米・5月NY連銀サービス業活動:-16.8(4月-9.8)
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《KY》
提供:フィスコ