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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 オプション権利行使価格の2万9750円~2万9875円のレンジ推移


 日経225先物は11時30分時点、前日比140円高の2万9810円(+0.47%)前後で推移。寄り付きは2万9840円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万9870円)にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まった。前週末の米国市場の流れを引き継ぎ、東京エレクトロン <8035> [東証P]など指数インパクトの大きい値がさハイテク株の一角が買われるなか、中盤にかけて2万9890円まで上昇。買い一巡後は2万9770円まで上げ幅を縮める場面も見られたが、ショートを仕掛ける動きは強まらず、終盤にかけては2万9800円を上回って推移している。

 日経225先物は、概ねオプション権利行使価格の2万9750円~2万9875円でのレンジ推移を見せている。ナイトセッションで付けた2万9900円は超えられず、持ち高調整の動きが見られており、米国の債務上限問題を巡る、バイデン大統領と共和党幹部らの協議の行方を見極めたいところであろう。もっとも、下を売り込む流れにはならず、ボリンジャーバンドの+2σ水準での底堅さは意識されており、引けにかけてはショートカバーが入りやすいと考えられる。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.04倍に上昇した。25日移動平均線を上回って始まり、一時14.07倍まで切り上がる場面も見られた。値がさハイテク株の一角が堅調な半面、東証プライム市場の騰落銘柄は値上がり、値下がり数が拮抗しているため、値がさハイテク株の動向次第で振れやすいだろう。

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