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【通貨】豪ドル週間見通し:下げ渋りか、1-3月期CPIや日銀決定会合に注目


■伸び悩み、原油安を嫌気

今週の豪ドル・円は伸び悩み。豪準備銀行(中央銀行)の4月理事会議事要旨で、利上げ停止が僅差での決定だったことが判明し、豪ドル買い・円売りが一時優勢となった。日本銀行は現行の金融緩和策を長期間維持するとの見方も豪ドル相場を下支えした。しかしながら、原油安を嫌気した豪ドル売り・米ドル買いが強まり、この影響で豪ドル買い・円売りは週末前に縮小した。取引レンジ:89円40銭-90円78銭。

■下げ渋りか、1-3月期CPIや日銀決定会合に注目

来週の豪ドル・円は下げ渋りか。豪準備銀行(中央銀行)の4月理事会議事要旨によると、利上げ停止は僅差での決定だったことが判明しており、利上げ再開余地への思惑で豪ドルは売りづらい。1-3月期消費者物価指数(CPI)の発表が注目され、顕著な伸び鈍化がみられなければ、利上げ再開への思惑はくすぶりそうだ。一方、日本銀行の金融政策決定会合での政策修正は見込みにくく、週末前は円買い縮小の可能性がある。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・26日:1-3月期消費者物価指数(10-12月期:前年比+7.8%)

予想レンジ:88円50銭-91円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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