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【通貨】英ポンド週間見通し:もみ合いか、国内経済見通しは不透明


■強含み、インフレ高止まりで追加利上げの可能性高まる

今週のポンド・円は強含み。4月19日発表の3月英消費者物価指数(CPI)は前年同月比+10.1%と市場予想をわずかに下回ったものの、インフレ高止まりを受けて英中央銀行による追加利上げを想定したポンド買いが観測された。原油先物の下落が多少嫌気されたが、日英金利差縮小の思惑は一段後退したこともポンド・円相場を下支えした。取引レンジ:165円52銭-167円97銭。

■もみ合いか、国内経済見通しは不透明

来週のポンド・円はもみ合いか。インフレ率の高止まりを受けて英中央銀行による追加利上げを想定したポンド買いが大幅に縮小する可能性は低いとみられる。直近の経済指標は強弱まちまちで景気減速の懸念は消えていないものの、日本銀行は4月27-28日の金融政策決定会合で大規模な金融緩和政策の堅持を改めて打ち出し、円売りがポンドを支えるだろう。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・特になし

予想レンジ:164円00銭-168円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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