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【市況】このあと4月調査分のミシガン大消費者信頼感指数 銀行問題の落ち着きでセンチメント改善か

 このあと日本時間23時に4月調査分のミシガン大消費者信頼感指数の速報値が発表される。予想コンセンサスは64.2と前回から上昇が見込まれている。前回はSVBやシグネチャー銀の破綻といった銀行問題への懸念で消費者のセンチメントも低下していた。ただ、今回は銀行問題も落ち着きを取り戻す中、消費者のセンチメントは改善が期待されている。

 足元のインフレ圧力は依然として根強いものの、前回は米消費者の1年先のインフレ期待がほぼ2年ぶりの低水準となっていた。今回も同水準が見込まれている。

 一方、前回は景気の先行きに対する不安感の強まりも示唆され、米消費者は年内に景気後退に陥るとの見方を強めていることが示されていたが、それに関しては今回も変化はないものと見られている。

 なお、ミシガン大学消費者信頼感指数は500件のサンプルによるアンケート調査をもとに算出されるが、速報段階では300件の調査をもとに発表される。

ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値(4月)23:00
予想 64.2 前回 62.0
1年先のインフレ期待
予想 3.7% 前回 3.6%
5-10年先のインフレ期待
予想 2.9% 前回 2.9%

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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