【材料】明日はJPモルガンの決算 投資家の関心は1株利益よりも預金の動向=米国株個別
JPモルガン<JPM>が明日の取引開始前に1-3月期(第1四半期)の決算を発表する予定だが、投資家の関心は銀行問題における預金残高の推移と、顧客がどの程度高利回りの代替商品にシフトしているかに注目が集まっている。
ブルームバーグの試算によると、JPモルガンの預金残高は第4四半期の2兆3400億ドル、前年の2兆5600億ドルから、今回は2兆3300億ドルへの減少が予想されるという。預金残高は歴史的な高インフレが消費者の貯蓄を食い尽くしたたことから、昨年から減少し始めている。最近では、金利上昇により、多くの預金者がマネー・マーケット・ファンド(MMF)に移行するようになった。
アナリストからは、「第1四半期の1株利益の数字は恐らくあまり重要ではない。むしろ投資家は、現在の市場の混乱が始まって以来、同銀がどの程度預金の恩恵を受けてきたか、そして、それらの資金流入と関連する顧客がどの程度永続的であることを証明できるかが注目される」との指摘も出ている。同アナリストはJPモルガンを、この流動的な環境下で見つけることができる最も安全な避難所と見ているとも述べていた。
(NY時間11:59)
JPモルガン<JPM> 128.58(+0.08 +0.06%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ブルームバーグの試算によると、JPモルガンの預金残高は第4四半期の2兆3400億ドル、前年の2兆5600億ドルから、今回は2兆3300億ドルへの減少が予想されるという。預金残高は歴史的な高インフレが消費者の貯蓄を食い尽くしたたことから、昨年から減少し始めている。最近では、金利上昇により、多くの預金者がマネー・マーケット・ファンド(MMF)に移行するようになった。
アナリストからは、「第1四半期の1株利益の数字は恐らくあまり重要ではない。むしろ投資家は、現在の市場の混乱が始まって以来、同銀がどの程度預金の恩恵を受けてきたか、そして、それらの資金流入と関連する顧客がどの程度永続的であることを証明できるかが注目される」との指摘も出ている。同アナリストはJPモルガンを、この流動的な環境下で見つけることができる最も安全な避難所と見ているとも述べていた。
(NY時間11:59)
JPモルガン<JPM> 128.58(+0.08 +0.06%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美