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【市況】日経平均VIは低下、株価堅調で警戒感が後退

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより

日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時5分現在、前日比-0.42(低下率2.45%)の16.72と低下している。なお、今日ここまでの高値は16.74、安値は16.24。

先週末7日に発表された3月の米雇用統計を受けた昨日の米株式市場でダウ平均が上昇したことや、日銀の植田総裁の就任会見を受け大規模な金融緩和策の修正が遠のいたとの見方から、市場では安心感が広がった。こうした中、今日の東京株式市場は買いが先行し、日経225先物は上昇、日経VIは低下して始まった。取引開始後も日経225先物は堅調な動きとなっていることから、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが後退し、日経VIは昨日の水準を下回って推移している。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。

《SK》

 提供:フィスコ

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