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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):バローHD、サンケン、コナミG

バローHD <日足> 「株探」多機能チャートより
■バローホールディングス <9956>  1,885円  +33 円 (+1.8%)  本日終値
 バローホールディングス<9956>が反発。午後1時ごろに発表した3月度の月次営業情報で、既存店売上高が前年同月比0.7%増と2カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感された。客数は同1.2%減となったものの、客単価が同1.9%増と上昇した。なお、全店売上高は同3.4%増だった。

■サンケン電気 <6707>  9,860円  +150 円 (+1.5%)  本日終値
 サンケン電気<6707>が続伸した。前週末7日の取引終了後、生産子会社である新潟サンケンの設立を決めたと発表した。電気自動車(EV)のトラクションモーター用パワーモジュールに関し、納入先である海外の自動車部品メーカーからの需要増加に応じるため、国内で生産体制を整備する。EV向け事業の成長を期待した買いが集まったようだ。JSファンダリ(東京都港区)の新潟工場にある既存の半導体生産工場用建屋を賃借して活用する。子会社における量産は2024年後半に開始する予定。26年には年間300万個の生産体制を整える。将来的にはグループ全体で年間1000万個の生産を目指すとしている。

■コナミグループ <9766>  6,370円  +80 円 (+1.3%)  本日終値
 コナミグループ<9766>をはじめ、日本金銭機械<6418>やテックファームホールディングス<3625>、オーイズミ<6428>など、カジノ関連に位置づけられる銘柄群が上昇した。9日に投開票が行われた統一地方選挙の前半戦で、地域政党の大阪維新の会が大阪府知事・大阪市長のダブル選を制すなど躍進した。これを受け、維新が掲げるカジノを含む統合型リゾート(IR)計画の実現性が高まったとの見方から、カジノ関連株に思惑的な物色が広がっているようだ。米MGMリゾーツ・インターナショナル<MGM>と共同で大阪IRを手掛ける予定のオリックス<8591>は朝方に高い場面があった。

■レーザーテック <6920>  21,675円  +120 円 (+0.6%)  本日終値
 レーザーテック<6920>が強弱観対立も頑強な値動き。ここ2カ月にわたり、2万1000~2万3000円台後半のボックス圏推移を続けているが、前週は米半導体株安を引き継いでボックス下限に向かう弱基調の値動きを示していた。きょうは、注目された前週末の3月米雇用統計発表を受け投資家の過度な不安心理が後退しており、半導体関連の象徴株である同社株にも買い戻しが優勢となっている。直近では外資系証券会社経由で貸株調達による空売りの急増が観測されていたこともあり、そのアンワインドの動きも株価に浮揚力を与えているようだ。

■オートバックスセブン <9832>  1,452円  +7 円 (+0.5%)  本日終値
 オートバックスセブン<9832>がしっかり。前週末7日の取引終了後に発表した3月度の月次売上概況(速報)で、国内既存店売上高が前年同月比5.8%増と16カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。既存車のメンテナンス需要を背景に、オイルが2ケタ伸長したほか、タイヤ、バッテリーが堅調に推移した。また、車買い取り・販売が業販、小売ともに2ケタ増となったことも寄与した。なお、全店売上高は同6.0%増だった。

■技研製作所 <6289>  2,251円  -311 円 (-12.1%)  本日終値  東証プライム 下落率トップ
 技研製作所<6289>が急反落。前週末7日の取引終了後、23年8月期の連結業績予想について、売上高を320億円から290億円(前期比4.5%減)へ、営業利益を50億円から32億円(同30.6%減)へ、純利益を35億円から20億円(同38.2%減)へ下方修正し、あわせて期末配当予想を35円から20円へ引き下げ、年間配当予想を40円(前期70円)としたことが嫌気された。オセアニア地域、北米・南米地域をはじめとして、海外事業において想定していた受注が見込めないことや、国内事業において鋼材価格の高騰を受けて工事案件1件あたりの工事規模が縮小傾向にあり、その影響による杭材用部品の販売減が第3四半期以降も続くことが想定されることが要因。また、利益率の高い建設機械事業セグメントの売り上げの減少や販管費の増加も織り込んだ。同時に発表した第2四半期累計(22年9月~23年2月)決算は、売上高149億3300万円(前年同期比5.0%増)、営業利益21億4600万円(同23.0%減)、純利益13億7400万円(同27.4%減)だった。

■大阪有機化学工業 <4187>  1,908円  -111 円 (-5.5%)  本日終値  東証プライム 下落率4位
 大阪有機化学工業<4187>が大幅反落。前週末7日の取引終了後、23年11月期の連結業績予想について、売上高を335億円から290億円(前期比10.0%減)へ、営業利益を58億5000万円から38億円(同36.0%減)へ、純利益を41億円から28億円(同40.8%減)へ下方修正したことが嫌気された。ディスプレーや半導体などの電子材料用途を中心に、化成品及び電子材料事業で需要低迷の影響を大きく受けたことが要因としている。なお、第1四半期(22年12月~23年2月)決算は、売上高68億7000万円(前年同期比15.4%減)、営業利益10億500万円(同39.6%減)、純利益7億2600万円(同40.0%減)だった。同時に上限を30万株(発行済み株数の1.34%)、または6億円とする自社株買いを実施すると発表した。取得期間は4月10日から6月30日までで、資本効率を高めることを通じて企業価値の向上を図ることを目的としている。

■安川電機 <6506>  5,430円  -50 円 (-0.9%)  本日終値
 安川電機<6506>が反落した。前週末7日の取引終了後、23年2月期の連結決算発表にあわせ、24年2月期の業績予想を開示した。今期の売上収益は前期比4.3%増の5800億円、営業利益は同2.5%増の700億円、最終利益は同0.9%減の513億円を見込む。市場のコンセンサスを上回る見通しを示したものの、同社株は決算を期待した買いが入って発表前に上昇しており、週明けのこの日は目先の利益を確定する目的の売りに押されたようだ。最終減益の計画となったことも買い手控え要因となったとみられている。電気自動車(EV)やリチウムイオン電池関連をはじめ、製造業での自動化・省力化に向けた設備投資が継続すると想定。受注残の消化が売上高の増加に寄与する。一方、総間接費は増加し、利益を圧迫する見通し。今期の設備投資は380億円と、前期(276億1000万円)から増額する。業績予想の前提となる為替レートは1ドル=130円、1ユーロ=140円、1人民元=19円とした。年間配当は前期と横ばいの64円を予定する。

■サイエンスアーツ <4412>  890円  +150 円 (+20.3%) ストップ高   本日終値
 サイエンスアーツ<4412>がストップ高。この日朝方、ライブコミュニケーションプラットフォーム「Buddycom(バディコム)」について、東京23区を中心に営業するタクシー会社が加盟する東京無線協同組合に導入されたと発表しており、これが買い材料視された。東京無線が全車両に導入するタクシー配車システムにバディコムが組み込まれている。同配車システムは、デンソーグループのデンソーテンが手掛ける。サイエンスAは今後、同配車システムを販売する同じくデンソーグループのデンソーソリューションと協力し、タクシー業界への提案を進めていく。

■エクスモーション <4394>  1,107円  +150 円 (+15.7%) ストップ高   本日終値
 エクスモーション<4394>が続急伸し年初来高値を更新した。前週末7日の取引終了後に発表した第1四半期(22年12月~23年2月)単独決算が、売上高2億6700万円(前年同期比8.9%増)、営業利益6100万円(同58.8%増)、純利益4400万円(同66.4%増)と大幅増益となったことが好感された。自動車業界だけではなく、製造業全般においてソフトウェア開発の需要が旺盛でコンサルティング事業が堅調に推移した。また、リスキリング需要の高まりを背景に「Eureka Box(ユーリカボックス)」も順調に推移した。なお、23年11月期通期業績予想は、売上高11億7300万円(前期比12.0%増)、営業利益2億2600万円(同22.4%増)、純利益1億5900万円(同18.8%増)だった。

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