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【市況】日経平均VIは上昇、株価下落で警戒感広がる

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより

日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時5分現在、前日比+0.49(上昇率2.78%)の18.11と上昇している。なお、今日ここまでの高値は18.35、安値は17.46。

昨日の米株式市場でダウ平均は上昇したものの、このところ発表される米経済指標の下振れが目立っており、米景気懸念が強まり、市場心理は悪化しやすくなっている。こうした中、今日の東京市場は売りが先行し、日経225先物は下落、日経VIは上昇して始まった。取引開始後、日経225先物は戻りが鈍い一方、下値の堅い動きとなったことから、日経VIは低下に転じる場面があったが、午後に入って日経225先物が一段安となり、ボラティリティーの高まりを警戒するムードが広がり、日経VIは昨日の水準を上回って推移している。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。

《SK》

 提供:フィスコ

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