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【市況】米国株見通し:下げ渋りか、売り一巡後は様子見も

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(13時40分現在)

S&P500先物      4,106.75(-10.50)
ナスダック100先物  13,025.25(-54.50)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は50ドル安。長期金利は下げ渋り、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。


5日の主要3指数は高安まちまち。序盤の失速でナスダックは3日続落、ダウは持ち直し80ドル高の33482ドルとプラスを確保した。この日発表されたADP雇用統計は民間部門雇用者数が予想を下回った。また、ISM非製造業景況は雇用や価格など主要項目の弱さが目立ち、景気減速を懸念した売りが先行。長期金利は低下したものの、ハイテク関連は売られ下げを主導した。その一方でディフェンシブ銘柄が買われ、ダウを支えた。


本日は下げ渋りか。今週の経済指標から雇用関連の弱さが鮮明で、今晩の新規失業保険申請件数が予想通り増加すれば労働市場の収縮に警戒感が広がるだろう。明日の雇用統計は非農業部門雇用者数の減少が見込まれ、NY市場の休場を控え手仕舞い売りが出やすい。ただ、売り一巡後は様子見となり、過度な下げを抑制しよう。また、連邦準備制度理事会(FRB)による引き締め継続の見方は後退し、金利安で一部は買い戻されるとみる。

《TY》

 提供:フィスコ

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