【市況】東京株式(前引け)=続伸、上値重く値下がり銘柄数多い
日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
きょう前場の東京株式市場は、模様眺めムードが漂うなかも主力株を中心に下値抵抗力を発揮し、日経平均株価は続伸した。前日の米国株市場でNYダウが300ドルあまりの上昇で4日続伸したことからリスク選好の地合いとなった。ただ、前日に発表された3月の米ISM製造業景況感指数が低調だったことで、米景気の先行きに対する警戒感もくすぶり上げ幅は限定的なものにとどまっている。原油市況の高騰を背景に資源関連株の一角に買いが入る一方、鉄鋼株が軟調だったほか、小売りや不動産など内需セクターが冴えない値動きとなっている。主要株価指数はいずれもプラスだが、値下がり銘柄数が値上がり数を200銘柄上回った。
個別ではきょうも群を抜く売買代金をこなしているレーザーテック<6920>がやや買い優勢、東京エレクトロン<8035>もしっかり。日本郵船<9101>など海運株も堅調。日立製作所<6501>も上値追い基調にある。NTT<9432>もしっかり。安永<7271>が大幅高に買われ、ミツバ<7280>、加藤製作所<6390>などが値を飛ばした。半面、キーエンス<6861>が冴えず、日本製鉄<5401>も売りに押される展開。ソシオネクスト<6526>も売られた。ネクステージ<3186>が急落、トビラシステムズ<4441>も大きく値を下げた。しまむら<8227>の下げも目立つ。
出所:MINKABU PRESS