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【材料】飯野海運---Norsepower社製のローターセイル2基を新造大型LPG船(VLGC)に設置

飯野海 <日足> 「株探」多機能チャートより

飯野海運<9119>は31日、風力推進補助装置を製造するNorsepower(本社:フィンランド)と、ローターセイル2基を新造大型LPG船(VLGC)に設置する契約を締結したことを発表。

同ローターセイルは、甲板上に設置されたローターセイルのシリンダーをモーターで回転させ、回転するシリンダーと風によるマグヌス効果で推進力を生みだし、燃料消費量を減らすことでCO2排出量と燃料費を削減する。

同社は、同日に、大宇造船海洋(本社:韓国)にて竣工した二元燃料主機関を搭載したVLGCに、航行制限に対応するために開発された高さ20m×直径4mの特別設計であるローターセイルを2基設置する予定である。同船は、ローターセイルの設置土台を取り付けて竣工し、2024年4-6月頃にローターセイルを設置する。

Norsepowerは、ローターセイルの設置により、同船の燃料消費量とCO2排出量を約4%削減することができると推定している。同船は、国際的なCO2排出量の削減規制への対応や燃料費上昇の影響軽減、更には将来のカーボンプライシングに対応することも可能となる。

《YI》

 提供:フィスコ

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