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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 ソフトバンクグループが牽引するなか、日経225先物は上値を抑えられていた25日線を突破


 日経225先物は11時30分時点、前日比60円高の2万7350円(+0.21%)前後で推移。寄り付きは2万7280円とシカゴ日経平均先物清算値(2万7230円)を上回り、ナイトセッションから下落幅を縮めて始まった。開始直後に付けた2万7260円を安値に切り返すと、現物の寄り付き直後にプラスに転じた。その後は上値抵抗線として意識されている25日移動平均線水準でもみ合う動きとなったが、この水準を突破すると、中盤にかけて2万7420円まで上げ幅を広げた。買い一巡後は戻り売りに押される格好ながら、25日線を上回って底堅い値動きで推移した。

 組織再編を発表したアリババ<BABA>が大きく買われるなか、ソフトバンクグループ <9984> [東証P]が5%を超える上昇で日経平均株価をけん引する格好となった。これが支援材料となり、日経225先物は上値抵抗線として意識されてきた25日線を突破してきたことで、ショートカバーを誘う動きを見せた。後場は25日線での攻防になりそうだが、同線を下回ったとしてもショートは仕掛けづらく、反対に押し目狙いのロングは入りやすいだろう。なお、NT倍率は先物中心限月で13.99倍に低下した。配当再投資に伴う需給への思惑からTOPIX優位ではあるものの、ソフトバンクグループの強い値動きによって、NTショートによるスプレッド狙いを手掛けづらくさせている。


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