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【市況】東京株式(前引け)=続伸、配当権利取りの買いが下支え

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 29日前引けの日経平均株価は前営業日比107円74銭高の2万7625円99銭と続伸。前場のプライム市場の売買高概算は5億2868万株、売買代金概算は1兆2843億円。値上がり銘柄数は1492、対して値下がり銘柄数は284、変わらずは58銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は朝方から買いが先行した。前日の米国株市場ではNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに安かったが、きょうは配当権利付きの最終日ということもあり、3月期決算の高配当銘柄を中心にリスクを取る動きが優勢となった。日経平均寄与度の高い一部の値がさ株への買いが全体指数に浮揚力を与えている。取引開始後に外国為替市場で急速にドル高・円安に振れたことも市場のセンチメントを強気に傾けた。値上がり銘柄数は全体の8割強に及んだ。ただ、日経平均2万7000円台後半は戻り売り圧力も強く上げ幅は限られている。

 個別では断トツの売買代金をこなすレーザーテック<6920>が大きく買われたほか、ソフトバンクグループ<9984>が物色人気。オリエンタルランド<4661>、ファーストリテイリング<9983>も堅調。武田薬品工業<4502>も買いが優勢だった。ブイ・テクノロジー<7717>が値上がり率トップとなり、ファイバーゲート<9450>も値を飛ばした。RPAホールディングス<6572>も買われた。半面、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>が軟調。セブン&アイ・ホールディングス<3382>も売りに押される展開。大栄環境<9336>が下落、岡三証券グループ<8609>も利食われた。新日本科学<2395>も値を下げた。

出所:MINKABU PRESS

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