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【注目】前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

新電元 <日足> 「株探」多機能チャートより

■新電元 <6844>  3,420円 (-225円、-6.2%)

 東証プライムの下落率2位。新電元工業 <6844> [東証P]が4日ぶりに急反落。前週末24日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、売上高を1074億円から1011億円(前期比9.7%増)へ、営業利益を48億円から33億円(同40.7%減)へ、純利益を43億円から16億円(同72.9%減)へ下方修正したことが嫌気された。半導体不足の長期化に伴う自動車市場の減産の影響や、中華圏における景気減速がデバイス製品及び四輪向け電装製品の需要を押し下げたことが響く見通し。また、材料費・電気料金の高騰の影響や、品質保証に関する費用の発生なども利益を押し下げる。

■イビデン <4062>  4,880円 (-150円、-3.0%)

 イビデン <4062> [東証P]が大幅反落。SMBC日興証券は24日、同社株の投資評価を「1」から「2」へ引き下げた。目標株価は7300円から5500円に見直した。同証券では、24年3月期の減益は避けがたい、とみている。同証券では、23年3月期の連結営業利益を740億円から720億円(会社計画650億円)へ見直したほか、24年3月期の同利益は860億円から560億円へ修正した。サーバー関連需要のもう一段の減速やハイエンドパソコン(PC)の低迷継続などが響く見通しだ。24年3月期での減益ガイダンスは避けがたいとみており、ネガティブ視されるリスクを指摘している。

■マーベラス <7844>  690円 (-18円、-2.5%)

 マーベラス <7844> [東証P]が4日ぶりに反落。前週末24日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、売上高を259億円から250億円(前期比2.8%減)へ、営業利益を40億円から25億円(同45.7%減)へ、純利益を29億4000万円から19億5000万円(同48.9%減)へ下方修正したことが嫌気された。23年2月にリリースした新作アプリゲーム「サクライグノラムス」の売り上げが想定を大きく下回っており、タイトル運営の赤字に加えて、将来における初期開発費用の回収可能性を考慮してゲーム資産残高の一括償却を決定したことが要因としている。

■東エレク <8035>  48,750円 (-1,250円、-2.5%)

 東京エレクトロン <8035> [東証P]が4日ぶりに反落。そのほか、レーザーテック <6920> [東証P]など半導体製造装置関連株は総じて下値を試す展開となった。東エレクは前週末にフシ目の5万円大台を昨年6月以来約9ヵ月ぶりに回復したが、27日は再び4万円台に押し戻される格好となった。前週末の米国株市場では米長期金利が一段と低下しているにもかかわらず半導体関連株に下げるものが目立った。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も反落しており、東京市場でもこれに追随する形で半導体セクターの主力株には売りが優勢となった。一方、足もと外国為替市場ではやや円安方向に揺り戻しが入っており、空売り筋の買い戻しなどが観測されるなか下値抵抗力も発揮したようだ。

※27日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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