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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:スマレジ、エニーカラー、キャリアL

スマレジ <日足> 「株探」多機能チャートより
■スマレジ <4431>  2,837円  +500 円 (+21.4%) ストップ高   11:30現在
 スマレジ<4431>は上値指向継続。500円高はストップ高となる2837円をつけた。15日の取引終了後に23年4月期業績予想の上方修正を発表。売上高を55億9300万円から58億1600万円(前期比40.2%増)へ、純利益を4億300万円から8億4300万円(同89.5%増)へ引き上げており、これを好感した買いが集まっている。堅調な顧客獲得や効率的な投資によって、収益が想定を上回る見込みとなった。連結子会社の吸収合併に伴う特別利益の計上も寄与する。同時に発表した22年5月~23年1月期決算は、売上高が41億6800万円、純利益が6億7500万円だった。あわせて、26年4月期を最終年度とする新たな中期経営計画を策定したことを明らかにしている。

■ANYCOLOR <5032>  4,645円  +700 円 (+17.7%) ストップ高買い気配   11:30現在
 ANYCOLOR<5032>がストップ高カイ気配。15日の取引終了後、東証プライム市場への市場区分変更の申請を行ったと発表した。同時に23年4月期の業績予想も上方修正し、最終利益の見通しを53億円から63億8000万円(前期比2.3倍)に引き上げており、これらを材料視した買いが集まったようだ。現時点で東証による承認の可否や承認日は未定としている。売上高の見通しは225億円から250億円(同76.5%増)に見直した。VTuberグループ「にじさんじ」、英語圏での「NIJISANJI EN」がともに想定を上回る業績の進捗となり、コマース領域やプロモーション領域が好調に推移しているという。

■キャリアリンク <6070>  2,400円  +268 円 (+12.6%)  11:30現在  東証プライム 上昇率トップ
 キャリアリンク<6070>は急騰。15日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想を修正し、最終利益の見通しを44億1000万円から54億9000万円に引き上げた。あわせて期末一括配当予想をこれまでの50円から60円増額の110円(前期末比70円増配)に見直した。これらを好感した買いが入ったようだ。売上高の見通しは505億円から525億円に上方修正した。前期が13カ月の変則決算のため、前期比の増減率の記載はない。BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)の受注が好調だったほか、既存のBPO請負案件で契約期間の延長などがあった。販売費及び一般管理費率も低下したという。

■パーク24 <4666>  1,939円  +65 円 (+3.5%)  11:30現在
 パーク24<4666>が5日ぶりに反発し、2000円台に乗せる場面があった。15日の取引終了後、23年10月期第1四半期(22年11月~23年1月)の連結決算を発表。最終利益は前年同期比6.6倍の31億4800万円となった。中間期の計画に対する進捗率は57%と順調だったほか、2月度のタイムズパーキングの売上高も増収基調が続いており、好感されたようだ。第1四半期の売上高は同13.0%増の790億2200万円だった。新型コロナウイルスの新規感染者数が再拡大したなかでも、国内の駐車場事業が堅調に推移し、「タイムズカー」を運営するモビリティ事業は大幅な増収増益となった。為替レートの変動で、英国の現地法人に対する外貨建て貸付金の評価替えに伴う為替差損33億9100万円を計上しながらも、全体では大幅な最終増益で着地した。

■東京エレクトロン <8035>  47,510円  +760 円 (+1.6%)  11:30現在
 東京エレクトロン<8035>が続伸。一時1300円を超える上昇で4万8000円台まで上値を伸ばす場面があった。前日の米国株市場では欧州株安を引き継いでNYダウが反落したが、後半は戻り足をみせ、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は小幅ながらプラス圏で着地した。半導体関連株もインテル<INTC>やエヌビディア<NVDA>が高く引けるなど底堅さを発揮しており、東京市場でも主力どころをはじめ広範囲に買いが入っている。直近では、韓国サムスン電子が日本円にして約31兆円を投じ、受託生産の新拠点を建設する方針を表明している。その一方で、韓国のユン・ソンニョル大統領が日本、米国、台湾によるサプライチェーン協力に期待を示しているとの日本経済新聞報道(16日付)もあり、半導体設備投資関連企業に恩恵が及ぶとの思惑も浮上している。

■ギフトホールディングス <9279>  3,890円  -700 円 (-15.3%) ストップ安   11:30現在  東証プライム 下落率トップ
 15日に決算を発表。「11-1月期(1Q)経常は33%減益で着地」が嫌気された。
 ギフトホールディングス <9279> [東証P] が3月15日大引け後(15:00)に決算を発表。23年10月期第1四半期(22年11月-23年1月)の連結経常利益は前年同期比33.0%減の5.4億円に落ち込み、11-4月期(上期)計画の10億円に対する進捗率は4年平均の66.8%を下回る54.7%にとどまった。
  ⇒⇒ギフトホールディングスの詳しい業績推移表を見る

■トリケミカル研究所 <4369>  2,087円  -342 円 (-14.1%)  11:30現在  東証プライム 下落率3位
 トリケミカル研究所<4369>が急反落。15日の取引終了後に24年1月期業績予想を発表し、営業利益を前期比0.1%減の35億円とした。これまで増益トレンドを続けてきただけに、今後の成長鈍化への懸念が強まっているようだ。売上高については同11.6%増の154億円と引き続き増収基調を維持する見通しを示した。更なる経費削減に取り組むほか、半導体需要が回復した場合に備えて新規材料の市場投入や既存材料の生産性向上を図っていく方針。配当予想は前期比据え置きの30円とした。同時に発表した23年1月期決算は、売上高が前の期比19.3%増の138億300万円、営業利益が同17.8%増の35億400万円だった。あわせて、26年1月期を最終年度とする中期経営計画を発表した。最終年度に売上高195億円、営業利益48億8000万円とする目標を掲げている。

■ヤーマン <6630>  999円  -68 円 (-6.4%)  11:30現在  東証プライム 下落率9位
 ヤーマン<6630>が大幅に3日続落している。大和証券は15日、同社株の投資判断を「3」(中立)から「4」(アンダーパフォーム)に引き下げた。目標株価は1400円から990円に減額している。中国市場での落ち込みが想定以上となったほか、国内では新たな顧客の獲得が高価格帯商品などで進まなかったと分析。記念配当の実施など株主還元策を強化したものの、短期的な株価への影響は避けられない印象がある、などとしている。

■ゆうちょ銀行 <7182>  1,106円  -66 円 (-5.6%)  11:30現在
 ゆうちょ銀行<7182>が大幅安。クレディ・スイス・グループADR<CS>に経営不安が台頭し、世界的な金融システム不安で銀行株が急落するなか、同社株にも売りが膨らんでいる。特に、日本郵政<6178>は保有するゆうちょ銀の株式の売り出しを行っており、13日に売り出し価格は1131円で決定した。国内での安定操作期間は15日で終わっており、この日は売り出し価格を下回って推移している。売り出しの受渡日は20日となる。

■住友金属鉱山 <5713>  4,817円  -281 円 (-5.5%)  11:30現在
 住友金属鉱山<5713>が急反落した。15日のロンドン金属取引所(LME)で、銅の3カ月先物は4%近く値下がりした。これが非鉄関連株の重荷となったようだ。UACJ<5741>や三菱マテリアル<5711>も安い。13日まで開かれた中国の全国人民代表大会(全人代)を巡っては、大規模な景気浮揚策が示されなかったとの受け止めが広がっている。更に、欧米の金融不安に伴う実体経済への悪影響も意識されており、銅相場に下落圧力が掛かったとみられている。

■INPEX <1605>  1,336円  -52 円 (-3.8%)  11:30現在
 INPEX<1605>や石油資源開発<1662>、ENEOSホールディングス<5020>といった石油関連株が安い。15日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の4月限が前日比3.72ドル安の1バレル=67.61ドルと大幅安。21年12月以来、約1年3カ月ぶりの水準に下落した。スイスの金融大手、クレディ・スイス・グループADR<CS>の経営不安が強まったことで、世界の銀行株が急落するなかリスクオフ姿勢が強まり、原油市場も売りが膨らむ展開となった。米エネルギー情報局(EIA)が15日に発表した週間の石油在庫統計で原油在庫が増加したことも原油価格の下落要因となった。

■三菱UFJ <8306>  832.7円  -28.8 円 (-3.3%)  11:30現在
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクや第一生命ホールディングス<8750>など大手生保株が再び売り優勢となっている。前日の欧米株市場では金融不安が広がることへの懸念から金融セクターへの売りが目立ち、全体相場を押し下げている。スイスの金融大手クレディ・スイス<CS>の経営不安が取り沙汰されるなか、前日に同社株が暴落し上場来安値を更新したことで、他の銀行株にも売りが波及する流れとなっている。東京市場でもリスク回避目的の売りが銀行や保険セクターに波及している。ただ、スイス中銀が必要であればクレディ・スイスへの流動性供給を行うとの声明を出したことで、前日の米国株市場では取引後半に主要株価指数が急速に下げ渋っており、東京市場でも金融株を中心に売り一巡後は下げ幅を縮小する可能性がある。

■インフォネット <4444>  1,333円  +299 円 (+28.9%) 一時ストップ高   11:30現在
 インフォネット<4444>が急反騰、全体急落相場のなかで異彩を放っている。Webサイトのデザインや運用などコンテンツ構築及び管理ビジネスを展開するが、チャットボットシステムなど人工知能(AI)分野に積極的に経営資源を投下しており、AI関連の有力株の位置付けで頭角を現している。業績面でもCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)ソフトの受託開発が急増傾向にあり収益を後押し、23年3月期は営業黒字転換が有力となっているほか、24年3月期以降も成長トレンドが続く公算が大きい。株価は今月13日に1375円の高値をつけた後、信用規制(日々公表)の影響もあり大きく下押したが、1000円台近辺では押し目買い需要が旺盛で切り返し急となっている。

■TOKYO BASE <3415>  523円  +45 円 (+9.4%)  11:30現在  東証プライム 上昇率2位
 TOKYO BASE<3415>は地合い悪のなか大口の買い注文を集め逆行高、朝方カイ気配でのスタートとなり500円台を回復した。日本ブランドを扱うアパレルのセレクトショップを展開するが、業績は前期に底入れし急回復路線に入っている。15日取引終了後に発表した24年1月期業績は営業利益段階で前期比7倍となる15億円を予想、これを好感する形で投資資金が流入した。なお、好業績を背景に株主還元も強化し、今期年間配当は前期実績に2円上乗せした4円を計画している。株式需給面では直近信用倍率が1.5倍で取組妙味も意識される。

■ニーズウェル <3992>  1,016円  +87 円 (+9.4%)  11:30現在  東証プライム 上昇率3位
 ニーズウェル<3992>は続急伸。15日の取引終了後、23年9月期の連結業績予想の修正を発表した。売上高の見通しを90億円から90億5900万円、最終利益の見通しを5億6700万円から6億7900万円に見直しており、好感されたようだ。金融系マイグレーション案件の受注拡大や、生産性が向上したことなどによる影響を業績予想に反映した。同社は23年9月期から連結決算に移行している。単純比較はできないが、22年9月期の単体売上高は67億3000万円、最終利益は4億9900万円だった。

●ストップ高銘柄
 アクセスHD <7042>  925円  +150 円 (+19.4%) ストップ高   11:30現在
 など、3銘柄

●ストップ安銘柄
 テクノロジーズ <5248>  2,005円  -500 円 (-20.0%) ストップ安   11:30現在
 など、2銘柄

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