【市況】東京株式(前引け)=続伸、物色意欲旺盛で朝安後に切り返す
日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
きょう前場の東京株式市場は朝方は小安く始まったものの、その後は先物主導でインデックス買いが入りプラス圏に浮上した。前日の米国株市場ではパウエルFRB議長の議会証言を受けてNYダウが急落したものの、東京市場にはリスクオフの流れが波及せず、旺盛な個別株物色が目立つ。値上がり銘柄数は1000を超え全体の6割近くを占めた。ただ、週末にメジャーSQ算出を控え上値では戻り待ちの売りも顕在化し、前場取引終盤は日経平均も上げ幅を縮小している。
個別ではファーストリテイリング<9983>が堅調、オリエンタルランド<4661>もしっかり。JR東日本<9020>も買いが優勢だった。レーザーテック<6920>や東京エレクトロン<8035>なども頑強な値動き。冨士ダイス<6167>が続急騰、インソース<6200>も値を飛ばした。半面、ソフトバンクグループ<9984>が冴えず、信越化学工業<4063>も軟調。リクルートホールディングス<6098>も売りに押された。ファーマフーズ<2929>が急落、安永<7271>も利食われた。
出所:MINKABU PRESS