市場ニュース

戻る
 

【材料】バークシャーは冴えない決算も小幅高=米国株個別

 バフェット氏率いるバークシャー・ハザウェイ<BRK.B>が小幅高。日曜日に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、営業利益が67億ドルと14%減益となった。同社は「昨年の製品およびサービスに対する顧客の需要は比較的良好だったものの、一部事業が年後半から需要が弱まり始めた。鉄道や保険事業での資材価格や人件費の上昇が響いた」と述べている

 ただ、バフェット氏は通期の営業利益は過去最高の308億ドルに達したことに言及し、投資家に米経済への信頼を維持するよう呼び掛けている。バフェット氏は株主宛て年次書簡で、「米国民は自己批判や自信のなさに駆られる傾向があるが、米国が負ける方に長期的に賭けて理に適ったという状況を目にしたことはない」と述べた。

 高インフレやFRBによる利上げが引き続き経済の先行き不透明感をもたらしている中で、バフェット氏は米国の回復力について依然として楽観的で短期的な経済・市場予測を役に立たないどころか有害と指摘している。

(10-12月・第4四半期)
・営業利益:67.1億ドル
  鉄道事業:15億オル
  保険引受:2.44億ドル
・保険料フロート:1640億ドル
・純利益181.6億ドル

(NY時間10:23)
バークシャー<BRK/B> 305.18(+1.16 +0.38%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探からのお知らせ

    日経平均