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【市況】24日の株式相場見通し=反発、米株堅調受け買い戻しも上値重いか

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 24日の東京株式市場は主力ハイテク株などをはじめ広い範囲に押し目買いの動きが広がり、日経平均株価は頑強な値動きが予想される。前日の東京市場は天皇誕生日の祝日に伴い休場だったが、米国株市場ではNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに取引後半に買いが優勢となり高く引けた。ここ強い米経済指標を背景にFRB高官のタカ派発言なども相次ぐなか、金融引き締め策の長期化に対する警戒感から主要株価指数は調整局面を迎えているものの、前日は米長期金利が上昇一服となったことで、ハイテク系グロース(成長)株や景気敏感株などを中心に買い戻しを誘発した。東京市場でもこの流れを引き継ぎ全般幅広く押し目買いが入ることが予想される。一昨日に日経平均が360円あまり下落したことで、きょうはその反動も想定されるところ。ただ、日銀の金融政策修正の動きに対する思惑がくすぶるなか、上値も重そうだ。きょうは衆議院で日銀の次期総裁に就任予定の植田和男氏への所信聴取などが予定されており、この内容にマーケットの視線が集まりそうだ。

 23日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比108ドル82セント高の3万3153ドル91セントと反発。ナスダック総合株価指数は同83.331ポイント高の1万1590.401だった。

 日程面では、きょうは1月の全国消費者物価指数(CPI)、1月の全国百貨店売上高など。海外では1月の米個人所得・個人消費支出、1月の米新築住宅販売件数、2月のミシガン大学・米消費者態度指数など。

出所:MINKABU PRESS

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