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【通貨】NY為替:米労働市場ひっ迫で利上げ加速の思惑も

米ドル/円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

16日のニューヨーク外為市場でドル・円は、134円46銭まで上昇後、133円68銭まで反落し、133円90銭で引けた。米週次新規失業保険申請件数が予想外に減少し労働市場のひっ迫継続を証明したほか、米1月生産者物価指数(PPI)が予想を上回り、さらに、連邦公開市場委員会(FOMC)で本年の投票権を持たないクリーブランド連銀のメスター総裁が、前回会合で50BPの利上げを支持していたとのタカ派発言を受けてFRBの利上げ長期化の思惑が強まり、ドル買いに拍車がかかった。その後、リスク回避の円買いに押された。

ユーロ・ドルは、1.0710ドルから1.0655ドルまで下落し1.0672ドルで引けた。ユーロ・円は143円44銭まで上昇後、142円86銭まで下落。株安に連れリスク回避の円買いが優勢となった。ポンド・ドルは、1.2049ドルから1.1966ドルまで下落。英国の景気後退入りを懸念したポンド売りが優勢となった。ドル・スイスは、0.9224フランから0.9272フランまで上昇。

《MK》

 提供:フィスコ

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