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【市況】1月の米小売売上高は米CPI同様にタカ派姿勢を裏付ける内容

 日本時間22時半に発表になった1月の米小売売上高は前日の米消費者物価指数(CPI)と同様にFRBのタカ派姿勢を裏付ける内容となった。

 小売売上高は前月比3.0%増と予想(1.7%増)を大きく上回ったほか、自動車とガソリンを除いた売上高も2.6%増と予想(0.9%増)を大きく上回っている。

 13の全カテゴリーが増加し、自動車、家具、レストランが牽引した。また、1月の自動車販売は5.9%増加した一方、ガソリンスタンドの売上高は横ばいだった。

 米個人消費は昨年末の減速から立ち直り、今年に入って幸先の良いスタートを切ったことが示されている。歴史的な低失業率と堅調な賃金上昇で、借入コスト上昇や高インフレの高止まりの中でも、多くの米消費者が商品やサービスへの支出を続けることができた。

 このあとの取引を開始する米株式市場は軟調なスタートとなりそうだ。

米小売売上高(1月)22:30
結果 3.0%
予想 1.7% 前回 -1.1%(前月比)
結果 2.3%
予想 0.9% 前回 -0.9%(自動車除く・前月比)
結果 2.6%
予想 0.9% 前回 -0.4%(自動車・エネルギー除く・前月比)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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