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【市況】【市場反応】米1月小売売上高/2月NY連銀製造業景気指数、予想上回りドル上昇

米ドル/円 <日足> 「株探」多機能チャートより

米商務省が発表した1月小売売上高は前月比+3.0%と昨年10月来のプラスに改善した。伸びは予想を上回り、21年3月来で最大。変動の激しい自動車を除く米1月小売売上高は前月比+2.3%とやはり3カ月ぶりのプラスに改善し、伸びは予想+0.9%を上回りやはり21年3月来で最大となった。国内総生産(GDP)の算出に用いられるコア小売り、自動車、建材、給油、食品を除いたコントロールグループは前月比+1.7%と、3カ月ぶりのプラスで1年ぶり最大の伸びとなり1-3月期の成長にプラスに寄与することが示唆された。結果を受けてソフトランディングの思惑が強まった。

同時刻に発表された米2月NY連銀製造業景気指数は-5.8と、3カ月連続のマイナスながら1月-32.9から改善し予想を上回った。

強い結果を受けて連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ観測が強まり米国債相場は下落。2年債利回りは4,6968%まで上昇し年初来で最高。ドル買いも加速し、ドル・円は133円64銭から134円13銭まで上昇。ユーロ・ドルは1.0705ドルから1.0674ドルまで下落した。



【経済指標】・米・2月NY連銀製造業景気指数:-5.8(予想:-18.0、1月:-32.9)・米・1月小売売上高:前月比+3.0%(予想:+2.0%、12月:-1.1%)・米・1月小売売上高(自動車除く):前月比+2.3%(予想:+0.9%、12月:-0.9%←-1.1%)

《KY》

 提供:フィスコ

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