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【材料】やまびこは切り返し急、2期ぶり最高益更新の今12月期最終益計画を好感

やまびこ <日足> 「株探」多機能チャートより
 やまびこ<6250>は切り返し急。13日の取引終了後、22年12月期の連結決算発表にあわせ、23年12月期の業績予想と中期経営計画を公表した。今期の最終利益は前期比31.8%増の83億円と、2期ぶりに過去最高益を更新する見通し。更に、中期経営計画では最終年度の25年12月期に売上高を1700億円(22年12月期実績は1561億円)、営業利益率7%(同5.6%)に高める目標などを掲げており、これらを好感した買いが集まったようだ。

 23年12月期の売上高は前期比微増の1570億円を見込む。国内農業事業者の購買意欲低下に伴う農業用管理機器の減収を想定する一方、小型屋外作業機械における国内や北米、欧州市場でのプロユーザー向け販売や、北米市場での一般産業用機械の販売の増加などを見込む。原材料高を受けて昨年実施した販売価格への転嫁も寄与する。

 業績予想の前提となる為替レートは1ドル=130円、1ユーロ=140円とした。中期経営計画の期間中では、既存事業の拡大や新規事業の創造に加え、生産拠点の戦略的再配置を行う方針を示し、収益性の改善につなげる。

出所:MINKABU PRESS

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