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【市況】利上げの一時停止を早合点した米株は売り込まれる可能性=米国株

NY株式10日終値
ダウ平均   33869.27(+169.39 +0.50%)
S&P500    4090.46(+8.96 +0.22%)
ナスダック   11718.12(-71.46 -0.61%)

 2月に入って米株式市場は、年初の上げの勢いが徐々に失われているが、米大手証券のストラテジストからは、FRBの利上げが一時停止すると早合点した米株式市場は売り込まれる可能性が高いとの指摘が出ている。

 最近の金利上昇はFRBが市場の見方よりも長く高金利を続ける可能性があるという考えを裏付けるものだが、株式市場はこの現実を受け入れようとしていないという。

 同ストラテジストはウォール街の中でも弱気派として知られているが、米国株が2008年以来最悪のパフォーマンスを記録した昨年の暴落を正確に予測していた。

 ファンダメンタルズの悪化に加え、企業業績の後退と同時にやってくるFRBの利上げによって、今春の米株式市場は最終的に安値に達すると予想。株価はこの弱気市場の間と同じくらい現実から乖離しているとも指摘している。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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