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【材料】資生堂の今12月期最終益18%減の見通し、為替影響除けば増収計画

資生堂 <日足> 「株探」多機能チャートより
 資生堂<4911>はこの日の取引終了後、22年12月期の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を開示した。売上高は前期比6.3%減の1兆円、最終利益は同18.1%減の280億円を見込む。

 中国経済の正常化などグローバルで化粧品市場の回復は継続すると想定するものの、為替の影響がアジアや米州、欧米事業の収益を押し下げる見込み。中期的な成長に向けた戦略投資の実行や、原材料・人件費の上昇の影響も業績予想に織り込んだ。為替の影響を除けば増収の計画となる。業績予想の前提となる為替レートは1ドル=130円、1ユーロ=140円、1人民元=19円。年間配当予想は、前期の記念配当50円を落として普通配当60円(前期の普通配当は50円)に設定した。

 22年12月期の決算は、売上高が前の期比5.7%増の1兆673億5500万円、最終利益が同27.1%減の342億200万円だった。

出所:MINKABU PRESS

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