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【材料】バンナムHDが想定外の下げ、4~12月期最終37%増益で株式3分割も売り優勢に

バンナムHD <日足> 「株探」多機能チャートより
 バンダイナムコホールディングス<7832>が売り優勢の展開で、一時4%を超える下落をみせる場面があった。7日取引終了後に発表した23年3月期第3四半期(22年4~12月)の決算は売上高が前年同期比18%増の7431億8700万円と2ケタ増収で、最終利益は同37%増の844億4400万円と大幅な伸びを達成した。家庭用ゲームやスマートフォン向けゲームの主力タイトルの好調を背景に収益拡大が顕著となっている。また、同日に3月末時点の株主を対象に1株を3株にする株式分割を発表している。

 ところが株価はマドを開けて売られる想定外の展開に。市場では「株式分割はともかくとして、好決算については織り込みが進んでおりサプライズはない。そうしたなか、通期業績予想を据え置いたことはネガティブに捉えられやすい。また、時価は戻り売り圧力の強いゾーンにあるほか、一部で目標株価引き下げの動きも見られ、期待が大きかっただけに目先失望売りを誘ったようだ」(中堅証券ストラテジスト)としている。

出所:MINKABU PRESS

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