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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 TOPIX型優位の展開も、NTロングの巻き戻しは一巡感が意識される


 日経225先物は11時30分時点、前日比40円高の2万7720円(+0.14%)前後で推移。寄り付きは2万7710円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万7685円)を上回って始まった。現物の寄り付き直後に付けた2万7690円を安値にリバウンドが強まり、一時2万7790円まで買われる場面も見られた。前場半ばにかけて再び2万7690円まで上げ幅を縮めたものの、プラス圏をキープし、終盤にかけては2万7720円~2万7750円辺りでの底堅い値動きで推移。

 日経225先物は、前日のレンジ内での推移であるが、引き続き切り上がりを見せている5日移動平均線やボリンジャーバンドの+1σに沿ったトレンドを継続しており、ショートは仕掛けづらいだろう。また、グローベックスの主要な米株先物が小幅ながらプラス圏で推移していることもあり、レンジ下限でのロングは入りやすいようだ。

 なお、NT倍率は先物中心限月で13.95倍に低下した。金融や海運セクターの強い値動きからTOPIX型優位の展開であり、NTロングを巻き戻す動きとなった。もっとも、NT倍率は前日の上昇で抵抗線として機能している75日線に接近していたこともあり、リバランスは入りやすい水準だった。なお、NT倍率は5日線水準まで低下したことで、一巡感が意識されよう。

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