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【市況】6日の株式相場見通し=続伸か、雇用統計後に米株安も円安進行を好感

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 6日の東京株式市場は主力株をはじめ幅広く買いが優勢の展開が想定され、日経平均株価は4日続伸し、2万7000円台後半で頑強な値動きが予想される。前週末の欧州株市場は高安まちまちの展開だったが、米国株市場ではNYダウが続落したほか、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数も売りに押される展開で4日ぶりに反落となった。注目された1月の米雇用統計は市場コンセンサスを上回る強い内容であったことで、インフレ警戒感の再燃からFRBの金融引き締め長期化への懸念が再び意識され、ハイテク株を中心に下げる銘柄が目立った。個別では決算発表を受け、アマゾン・ドット・コム<AMZN>やアルファベット<GOOGL>などが下落し投資家心理を冷やしている。これを受けて東京市場でもリスクオフのムードは漂うものの、外国為替市場で足もと1ドル=131円台まで急速な円安が進んでいることが輸出株中心にポジティブ材料となりやすい。ただ、日経平均は前週末まで3日続伸していたことや、2万7000円台後半から2万8000円にかけては滞留出来高が多く戻り売り圧力も表面化しやすいことで、その分だけ上値が重くなる可能性もある。

 3日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比127ドル93セント安の3万3926ドル01セントと続落。ナスダック総合株価指数は同193.863ポイント安の1万2006.955だった。

 日程面では、きょうは1月の車名別新車販売、1月の軽自動車販売など。海外では12月のユーロ圏小売売上高など。

出所:MINKABU PRESS

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