【通貨】外為サマリー:対ユーロのドル買い波及で一時128円80銭台に強含む
米ドル/円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
2日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=128円68銭前後と前日に比べて30銭程度のドル安・円高で取引を終えた。米利上げ早期停止観測から米長期金利が低下し、これがドルの重荷となるかたちで128円09銭まで軟化する場面があった。
ただ、欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁が理事会後の記者会見で、インフレ見通しについて「短期的にバランスが取れてきている」との認識を示したことからユーロ売り・ドル買いが出やすくなっており、つれて対円にもドル買いが波及。きょうは週末の実質ゴトー日(5のつく日と10のつく日)で国内輸入企業のドル買い・円売りが意識されやすいこともあり、この日の東京市場のドル円相場は一時128円82銭まで強含んだ。とはいえ、今晩に米1月雇用統計の発表を控えていることから積極的には動きにくく、その後は伸び悩む動きとなっている。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0897ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0100ドル弱のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=140円17銭前後と同1円20銭強のユーロ安・円高で推移している。
出所:MINKABU PRESS