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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 信越化、野村不HD、テイツ (26日大引け後 発表分)

信越化 <日足> 「株探」多機能チャートより

 1月26日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 信越化 <4063> [東証P]  ★今期経常を4%上方修正、配当増額と株式分割も発表
 ◆23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比68.1%増の8242億円に拡大して着地。塩化ビニール樹脂が値上げ浸透などで好調だったほか、シリコンウエハーやフォトレジストといった半導体材料の出荷も大きく伸びた。
  併せて、通期の同利益を従来予想の9800億円→1兆200億円に4.1%上方修正。増益率が41.1%増→46.9%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。
  業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の450円→500円(前期は400円)に増額修正した。
  同時に、3月末時点の株主を対象に1→5の株式分割を実施すると発表。株式流動性の向上や投資家層の拡大が期待される。

 野村不HD <3231> [東証P]  ★今期経常を上方修正、配当増額と自社株取得枠の拡大も発表
 ◆23年3月期の連結経常利益を従来予想の850億円→880億円に3.5%上方修正。増益率が3.0%増→6.6%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。ベトナム住宅分譲事業で計上戸数が増加することに加え、仲介手数料収入が想定より伸びることが要因。
  業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の110円→115円(前期は97.5円)に増額修正した。
  併せて、実施中の自社株買いにおける取得枠の上限を280万株(または65億円)から470万株(または95億円)に引き上げると発表。

 JFEシステ <4832> [東証S]  ★今期経常を7%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も5円増額
 ◆23年3月期の連結経常利益を従来予想の57億円→61億円に7.0%上方修正。増益率が1.0%増→8.1%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。第3四半期に開発生産性の向上や経費支出の抑制がみられたことが要因。
  業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の85円→90円(前期は75円)に増額修正した。

 エムケー精工 <5906> [東証S]  ★今期経常を一転8%増益に上方修正
 ◆23年3月期の連結経常利益を従来予想の8億円→13億円に62.5%上方修正。従来の33.6%減益予想から一転して7.9%増益見通しとなった。政府助成事業の開始に伴い、モビリティ&サービス事業でSS(サービスステーション)向けの門型洗車機、灯油配送ローリーおよびデジタルサイネージの売り上げが想定より伸びる。工場稼働率の向上による原価低減なども上振れに貢献する。

 テイツー <7610> [東証S]  ★今期経常を11%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も1円増額
 ◆23年2月期の連結経常利益を従来予想の14.4億円→16億円に11.1%上方修正。増益率が9.4%増→21.6%増に拡大し、従来の15期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。今期業績の上方修正は昨年10月に続き、2回目。トレーディングカードなどの売れ行きが引き続き好調に推移していることを反映した。
  併せて、期末一括配当を従来計画の2円→3円(前期は1円)に大幅増額修正した。

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