日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
25日の東京株式市場は買い疲れ感が意識されるなか、主力株中心にやや売りに押され上昇一服となる展開が予想される。日経平均は4日ぶりに反落しそうだ。前日の欧州株市場は高安まちまちだったほか、米国株市場でも様子見ムードが強く、NYダウは続伸したものの、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は3日ぶりに前日終値を下回って引けている。米景気後退懸念が和らぐなか根強い買いが入る一方、ダウ、ナスダック指数ともに直近2営業日は大きく上昇していたことで目先筋の利益確定の動きも観測された。引け後に発表されるマイクロソフト<
MSFT>の決算に対する関心が高く、この結果を見極めたいとの思惑もハイテク株への買いを鈍らせた。東京市場では前日までの3営業日で日経平均が約900円上昇しており、欧米株の上値が重くなったことを受け保有株の持ち高をいったん軽くする動きが出やすい。前日は鉄鋼株が後場に入りにわかに値を崩すなど利食い圧力も表面化している。前日引け後に発表された日本電産<
6594>の業績予想の大幅下方修正がネガティブ視されるなか、全体相場に与える影響も警戒される。
24日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比104ドル40セント高の3万3733ドル96セントと3日続伸。ナスダック総合株価指数は同30.142ポイント安の1万1334.272だった。
日程面では、きょうは1月の月例経済報告、2022年11月の景気動向指数(改定値)、12月の全国スーパー売上高、12月の外食売上高など。海外ではタイ中銀、カナダ中銀が政策金利を発表、10~12月期の豪消費者物価指数(CPI)、1月の独Ifo企業景況感指数など。
出所:
MINKABU PRESS