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【市況】伊藤智洋が読むマーケット・シナリオ【週間展望】 1月22日版
日経平均は今週、2万7000円前後で強く上値を抑えられるかが焦点
1. 2023年の日経平均株価の強弱の展開のパターン
1月3日の当コラムでは「本年の価格が上昇して、陽線引けする展開になる場合、その上昇は昨年3月の安値2万4681円が押し目底になって、その後の価格が新たな上昇の流れへ入っていることで表れる」と書きました。
図1は、 日経平均株価の月足と、前回紹介した本年の想定できる展開です。
今後の価格が下げて、2022年3月の安値を割れると、チャートでは「2021年2月と9月の高値でダブル・トップを完成した後の下げ場面」、あるいは「2021年9月の高値を中心として、2021年2月と2022年8月の高値を左右の肩としたヘッド・アンド・ショルダーズ・トップ(三尊天井)を完成した後の下げ場面」へ入っているという見方ができます。天井型のパターンの解釈はどちらでもかまいませんが、2万4681円を割れると、2021年9月の高値3万0795円が大天井であることを再確認します。
そのため、2万4681円を割れた後は、すぐに下値を支えられる展開を考えにくくなります。
1月から4月は、年間が強気に推移する場合、上げやすい時期になります。
上げやすい時期に下値を切り下げて、大天井を確認するのですから、当然、5~10月の上値を抑えられやすい時期へ入り、突然、なんの理由もなく、価格が上昇を開始して、積極的に年間の最高値を更新する動きになる展開は考えられません。
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1. 2023年の日経平均株価の強弱の展開のパターン
1月3日の当コラムでは「本年の価格が上昇して、陽線引けする展開になる場合、その上昇は昨年3月の安値2万4681円が押し目底になって、その後の価格が新たな上昇の流れへ入っていることで表れる」と書きました。
図1は、 日経平均株価の月足と、前回紹介した本年の想定できる展開です。
今後の価格が下げて、2022年3月の安値を割れると、チャートでは「2021年2月と9月の高値でダブル・トップを完成した後の下げ場面」、あるいは「2021年9月の高値を中心として、2021年2月と2022年8月の高値を左右の肩としたヘッド・アンド・ショルダーズ・トップ(三尊天井)を完成した後の下げ場面」へ入っているという見方ができます。天井型のパターンの解釈はどちらでもかまいませんが、2万4681円を割れると、2021年9月の高値3万0795円が大天井であることを再確認します。
そのため、2万4681円を割れた後は、すぐに下値を支えられる展開を考えにくくなります。
1月から4月は、年間が強気に推移する場合、上げやすい時期になります。
上げやすい時期に下値を切り下げて、大天井を確認するのですから、当然、5~10月の上値を抑えられやすい時期へ入り、突然、なんの理由もなく、価格が上昇を開始して、積極的に年間の最高値を更新する動きになる展開は考えられません。
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