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【通貨】豪ドル週間見通し:弱含みか、日銀金融政策決定会合に注目


■下落、日銀金融緩和修正観測で円買い広がる

今週の豪ドル・円は下落。中国のゼロコロナ政策終了で経済再開期待が広がったほか、豪11月小売売上高が予想を上回るプラス回復となり、豪ドル買いが先行した。しかし、「日本銀行は今月開催の金融政策決定会合で大規模な金融緩和策に伴う副作用を点検する」との一部報道を受けてリスク回避の豪ドル売り・円買いが急速に広がった。取引レンジ:88円66銭-91円82銭。

■弱含みか、日銀金融政策決定会合に注目

来週の豪ドル・円は弱含みか。11月小売売上高の予想を上回るプラス回復が好感され、豪準備銀行(中央銀行)の2月追加利上げ観測が続くなか、12月雇用統計の発表が期待される。ただ、中国の10-12月期国内総生産(GDP)など主要指標の発表は経済減速が示され、豪ドルにネガティブな材料になる可能性が高い。一方、日本銀行は17-18日に開催する金融政策決定会合をめぐり追加的な政策修正観測は根強く、円買い先行の展開になりやすい面がある。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・19日:12月雇用統計(11月:失業率3.4%、雇用者数増減+6.40万人)

予想レンジ:87円00銭-91円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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