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【市況】米CPIは予想と一致 次回FOMCの0.25%利上げの見方をさらに強める

 日本時間22時半に発表になった12月の米消費者物価指数(CPI)はほぼ予想通りの内容となった。総合指数は前月比で0.1%低下し、前年比では6.5%に鈍化していた。また、コア指数も前年比で5.7%に伸びが鈍化した。ガソリンが前月比で9.4%低下したほか、輸送、中古車、航空運賃の下げが寄与した。

 インフレの伸び鈍化を示す内容ではあるが、依然として高水準に違いはなく、FRBが注目しているサービスインフレもなお上昇が続いている。市場の一部からは予想を下回るのではとの期待も出ていただけに、発表直後は若干失望感も出ていた。

 しかし市場では、次回FOMCでの利上げは0.25%ポイントとの見方をさらに強めているようで、FF金利先物市場ではその確率を89%まで引き上げている。

米消費者物価指数(12月)22:30
結果 -0.1%
予想 -0.2% 前回 0.1%(前月比)
結果 6.5%
予想 6.5% 前回 7.1%(前年比)
結果 0.3%
予想 0.4% 前回 0.2%(コア・前月比)
結果 5.7%
予想 5.7% 前回 6.0%(コア・前年比)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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