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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 アアジア市場の強い動きにも反応は限られ、買い一巡後はNTショートに向かわせる


 日経225先物は11時30分時点、前日比100円高の2万6420円(+0.37%)前後で推移。寄り付きは2万6510円と、シカゴ日経平均先物(2万6410円)を上回る格好から、買い先行で始まった。ただし、開始直後につけた2万6530円を高値に軟化し、前場半ばには一時2万6330円と前日の日中終値水準まで上げ幅を縮める場面が見られた。プラスをキープしたこともあって、終盤にかけてはショートカバーにより持ち直しを見せており、2万6400円~2万6440円辺りで推移。

 リバランスの動きにより日経平均型優位の展開で始まったが、節目の2万6500円水準では、強弱感が対立する格好となった。グローベックスの主要な米株指数先物が小幅ながらプラス圏で推移しているほか、香港ハンセン指数や台湾加権指数が強い動きを見せているものの、東京エレクトロン <8035> [東証P]が買い一巡後に下落に転じるなど、手掛けづらさがうかがえる。1ドル=132円半ばで推移していた円相場は131円70銭台と、朝方から円高に振れたことも神経質にさせたようだ。

 また、朝方こそNTショートの巻き戻しにより、NT倍率は先物中心限月で14.00倍を回復して始まったものの、その後は13.91倍まで低下した。NTロングへの転換は考えづらく、戻りの局面ではNTショートを組成する動きに向かわせよう。

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