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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 TOPIX型優位の状況、NTショートの巻き戻しは限られる


 日経225先物は11時30分時点、前日比90円安の2万6430円(-0.33%)前後で推移。寄り付きは2万6420円とシカゴ日経平均先物(2万6325円)にサヤ寄せする格好から、売り先行で始まった。前日の大幅な下落に対する自律反発狙いの買いは限られ、前場半ばには一時2万6190円まで売られた。ただし、円相場が1ドル=132円台と若干ながら円高修正の動きを見せていたほか、グローベックスの主要な米株先物がプラス圏で推移するなか、終盤にかけてショートカバーが入り、2万6550円とプラスに転じる場面も見られた。

 グローベックスのNYダウ先物が200ドルほど上昇して推移していることから、短期筋のショートカバーを誘う格好になったようだ。ただし、日経225先物はプラス圏をキープできなかったこともあり、2万6500円水準では戻り待ちの売り圧力が意識されやすい。また、TDK <6762> [東証P]や東京エレクトロン <8035> [東証P]、京セラ<6971>などのハイテク株は弱く、日経平均株価の重荷となっているため、TOPIX型優位の状況である。NT倍率は先物中心限月で13.91倍と前日の終値水準で推移しており、NTショートを巻き戻す動きは限られている。

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