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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 ファーストリテイリングの弱い値動きがショートを仕掛けやすくさせる


 日経225先物は11時30分時点、前日比410円安の2万7550円(-1.46%)前後で推移。寄り付きは2万7550円と、シカゴ日経平均先物(2万7605円)にサヤ寄せする形で売り先行で始まった。寄り付き付き直後には2万7640円まで下げ幅を縮める場面もあったが、指数インパクトの大きい値がさ株が重荷となるなか、終盤にかけて一時2万7500円まで売られた。ただし、節目まで調整したことにより、その後は下げ渋る動きを見せている。

 日経225先物は売り一巡後の底堅さを見極めたいとする、模様眺めムードが強い。株式分割を発表したファーストリテイリング <9983> [東証P]が、売り一巡後に下げ渋る動きを見せてくれば、センチメント改善につながった可能性はあったものの、寄り付き後も弱い動きのなかでショートを仕掛けやすくさせている。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.10倍に低下した。12月1日のリバウンド局面で空けていた14.10~14.18倍の窓を埋めてきたことで、NTのリバランスは一巡した可能性がありそうだ。そのため、ファーストリテイリングの動向次第の面はあるが、リバウンドを想定したNTロングが意識されてきそうだ。

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