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【通貨】NY外為:ユーロ買い優勢、ECBのラガルド総裁はFRB以上の超タカ派姿勢示す

ユーロ/円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

欧州中央銀行(ECB)は市場の予想通り、主要政策金利を0.50ポイント引き上げ2.50%に決定した。ユーロ開始以来最悪のインフレ封じ込めるため一段の利上げを予想しているとした。会合ごとに政策を決定していく方針を表明。金利は堅調なペースで依然かなり上昇する必要があるとした。ラガルド総裁は、政策転換ではなく、FRBに比べ長期な軌道になると、緩やかなペースで長期にわたり利上げを継続する計画を明らかにした。

ユーロ・ドルは一時1.0735ドルまで急伸したのち、ドル高に押され1.06ドル台へ反落。ユーロ・円は日欧金利差拡大観測に145円00銭から146円73銭まで上昇し11月10日来の高値を更新した。ユーロ・ポンドは0.8620ポンドから0.8724ポンドまで上昇し、ほぼ1カ月ぶり高値を更新。

【金融政策】・欧州中央銀行(ECB)・主要政策金利を0.50ポイント引き上げ2.50%に決定・預金ファシリティ金利(中銀預金金利、下限)を0.50ポイント引き上げ2.00%に決定・限界貸出金利(上限)を0.50ポイント引き上げ2.75%に決定

「金利は依然かなり上昇する必要、堅調なペースで」「一段の利上げを予想、会合ごとに政策決定」「QTは3月に開始、慎重かつ予測可能なペースで」「インフレ予想:23年6.3%、24年3.4%、25年2.3%」「23年GDP+0.5%(0.7%)」「APPの保有債券は4-6月に平均で月150億ユーロ減少へ」

《KY》

 提供:フィスコ

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