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【市況】米共和党有権者、予備選ではデサンティス氏支持

 2024年の米大統領選の共和党予備選での投票を予定する有権者の間では、有力候補と見られているサンティス・フロリダ州知事に対する関心が高まっている。

 ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の最新の世論調査によると、共和党有権者はデサンティス氏をトランプ前大統領よりも好意的に見ていることが分かった。約1年後に1回目の指名投票が行われる共和党予備選で、両氏が対決するとの想定では、デサンティス氏の得票率がトランプ氏を52%対38%で上回った。

 予備選で投票する可能性が高いと答えた共和党員の間でデサンティス氏は高い知名度と好感度を得ており、同氏を好意的に見ていると回答したのが86%だったのに対し、トランプ氏は74%だった。デサンティス氏をよく知らず判断できないと回答したのは僅か1割だった。

 全登録有権者の間では、デサンティス氏を好意的に見ているのは43%だった。一方、トランプ氏は36%と、21年11月以降のWSJの世論調査で最も低かったという。

 共和党内で24年の大統領選への出馬を表明しているのは、現時点でトランプ氏だけ。デサンティス氏の側近は、同氏が出馬を決めたとしても、発表は州議会の会期が終わる来年5月以降になる可能性が高いと述べている。

 また、ペンス前副大統領に好意的な共和党有権者は48%で、予備選でトランプ氏との一騎打ちとなった場合、トランプ氏が63%対28%でペンス氏を破るとの結果になった。ペンス氏は大統領選出馬を検討していることを明らかにしている。

 24年の大統領選が再びバイデン大統領とトランプ氏の対決になるとの想定では、バイデン氏が45%対43%でリードしているが、拮抗している。

 バイデン大統領の支持率も10月からほぼ横ばいで、支持42%、不支持56%だった。バイデン大統領は2期目を目指す可能性を示唆している。

 今回の調査は、インパクト・リサーチとファブリツィオ・リー・アンド・アソシエーツが登録有権者1500人を対象に、12月3-7日に実施した。

出所:MINKABU PRESS

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