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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):多摩川HD、タスキ、レンティア

多摩川HD <日足> 「株探」多機能チャートより
■日本興業 <5279>  721円  +25 円 (+3.6%)  本日終値
 日本興業<5279>が高い。13日の取引終了後、鹿児島県において法面保護工事や橋梁補修工事を手掛ける葉月工業(鹿児島市)の一部株式を23年1月6日付で取得し、子会社化すると発表しており、好材料視された。葉月工業を子会社化することで、日本興業は法面保護工事という新たな事業分野を取り込むことができるほか、葉月工業の持つ顧客チャネルを足掛かりとして、九州地区での当社プレキャストコンクリート製品の販路を開拓し拡販を推し進めるという。取得価額は非開示。株式取得後、日本興業の所有割合は80%となる。なお、23年3月期業績への影響は軽微としている。

■かっこ <4166>  1,207円  +37 円 (+3.2%)  本日終値
 かっこ<4166>が反発。13日の取引終了後、不正注文検知サービス「O-PLUX」が、ecbeing(東京都渋谷区)のECサイト構築プラットフォーム「ecbeing」との連携を開始したと発表しており、好材料視された。「O-PLUX」は、ECサイト運営における、「クレジットカード不正」「悪質転売」「後払い決済での未払い」などのさまざまな不正注文の手口に対して、独自のデータサイエンス技術とノウハウ、日々大量の注文データを審査することで、最新の不正注文の手口にも対応することが可能なサービス。今回の連携によりECの不正注文への対策が強化されECサイト運営者が今まで以上に安心して運用できるようになるとしている。

■日東製網 <3524>  1,409円  +41 円 (+3.0%)  本日終値
 日東製網<3524>が大幅高。13日の取引終了後、第2四半期累計(5~10月)連結決算を発表しており、売上高85億円(前年同期比10.1%増)、営業損益1000万円の赤字(前年同期1200万円の赤字)、最終利益1億2100万円(同4200万円の赤字)と最終損益が黒字転換したことが好感された。新型コロナウイルス感染症拡大による渡航制限が緩和されたことに伴い海外の商談が進展し、漁業関連の売り上げが増加したほか、陸上関連で獣害防止ネットや防鳥ネットなどの受注が引き続き好調だった。原材料や物流コストの上昇で営業損失となったものの、為替差益や持ち分法による投資利益が発生し最終損益は黒字に転換した。なお、23年4月期通期業績予想は、売上高190億円(前期比3.4%増)、営業利益6億5000万円(同75.7%増)、最終利益1億5000万円(同21.3%減)の従来見通しを据え置いている。

■多摩川ホールディングス <6838>  866円  +22 円 (+2.6%)  本日終値
 多摩川ホールディングス<6838>が高い。13日の取引終了後、量子暗号通信などの量子インターネット市場への新規参入を目指すと発表しており、これを好感した買いが流入した。同社は、11月に発表した東京大学で行われた宇宙の暗黒物質であるダークマター探索を目的とした量子センサー向けアルカリ原子マイクロセルの実証でもマイクロセル製作を担当しているが、今後も大学関係者などと引き続き連携を進め、量子インターネット事業に向けた取り組みを進めるとしている。

■タスキ <2987>  1,173円  +27 円 (+2.4%)  本日終値
 タスキ<2987>が反発。13日の取引終了後、12月5日付で不動産特定共同事業法に基づく第4号事業の追加変更手続きが完了し、変更認可書を受領したと発表したことが好感された。不動産特定共同事業法に基づく第4号事業では、特例事業者(SPC:特別目的会社)が行う不動産特定共同事業契約の締結の代理または媒介を行う。今回の第4号事業の許可取得により、既に同社が取得している第3号事業とあわせることで、同社のみでオフバランスの不動産ファンド組成が可能となり、事業拡大につながるとの期待感から買われているようだ。

■トーエル <3361>  750円  +17 円 (+2.3%)  本日終値
 トーエル<3361>が4日続伸。同社は13日取引終了後、23年4月期第2四半期累計(5~10月)の連結決算を発表。営業利益が前年同期比19.6%増の6億6400万円となったことが好感されたようだ。売上高は同18.2%増の126億1800万円で着地。LPガス輸入価格高騰に伴う販売価格の上昇により、エネルギー事業の売り上げが大幅に伸びたことなどが寄与した。なお、通期業績予想については売上高274億3000万円(前期比5.8%増)、営業利益20億円(同18.4%増)とする従来見通しを据え置いている。

■コーユーレンティア <7081>  1,544円  +28 円 (+1.9%)  本日終値
 コーユーレンティア<7081>は小幅反発。13日の取引終了後、22年12月期の期末一括配当予想を40円から45円に引き上げると発表しており、これが好感された。前期の実績に対しては2円の増配となる予定だ。

■太洋物産 <9941>  928円  +11 円 (+1.2%)  本日終値
 太洋物産<9941>は小幅続伸。13日の取引終了後に発表した11月度の月次業績速報で、売上高は前年同月比9.7%増の18億3300万円と7カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。食料部において、円安や現地価格の高騰により輸入牛肉や外食向けのタイ産加工品が増加したほか、農産品について脱脂大豆の販売が前期より多く引き渡せたことが寄与した。

■Jテック・C <3446>  2,420円  +24 円 (+1.0%)  本日終値
 ジェイテックコーポレーション<3446>が6日続伸。きょう付の日本経済新聞朝刊で、「日本とオーストラリアの企業が連携し、次世代エネルギーとして期待される『レーザー核融合』の実用化に向けた研究プロジェクトが動き出す。日本からは核融合スタートアップのエクスフュージョン(大阪府吹田市)が参画する」と報じられており、今年1月にエクスフュージョン(EX-Fusion)と技術提携した同社が関連銘柄として物色されたようだ。技術提携では両社が有する核融合技術と超精密工学の最高レベルの技術を融合することで、レーザー核融合商用炉の実現に向けた研究・開発を加速するのが狙いとしている。

■トーセ <4728>  755円  +7 円 (+0.9%)  本日終値
 トーセ<4728>が反発。同社は13日、スクウェア・エニックス(東京都新宿区)が12月13日に発売したゲームソフト「クライシス コア ―ファイナルファンタジー7― リユニオン」の開発を担当したと発表しており、好材料視された。同タイトルは、2007年に発売された「ファイナルファンタジー7」の前日譚を描いたアクションRPG。グラフィックのHD化はもちろん、登場キャラクターをはじめとするすべての3Dモデルを一新したほか、フルボイスへの対応や新たにアレンジされた楽曲が物語をより鮮やかに描き出したという。

●ストップ高銘柄
 トラースOP <6696>  337円  +80 円 (+31.1%) ストップ高   本日終値
 DMP <3652>  2,749円  +500 円 (+22.2%) ストップ高   本日終値
 など、2銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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